自動音声応答(IVR)で解決した内装会社様の事例紹介

導入事例:IVRで電話受付を効率化した内装会社様のケース

お客様のお悩み

都内で内装業を営むA社様(従業員数10名)は、日中ほとんどの社員が現場に出ており、 「電話に出られない」「伝言の伝達ミスが多い」「営業電話が煩わしい」といった課題を抱えていました。 特に、見込みのお客様からの問い合わせを取り逃してしまうことが悩みの種でした。

導入の前提条件

  • 受付番号として0120番号を使っており、WEBサイトや名刺などに記載しているため番号の変更は不可。
  • 全通話録音
  • 時間外は営業時間外ガイダンスを流す(自動で切れる)

弊社がご提案した解決策

  • A社様には、弊社のクラウド電話回線とあわせて、IVR(自動音声応答)機能の導入を提案。これにより、着信時にお客様の要件を自動で振り分け、担当者へスムーズに伝達できる仕組みを構築
  • NTTコミュニケーションズの0120番号だったため、紐付け番号を弊社回線に変更することを提案。それによりクラウドCTIを利用できるようになり、携帯電話からの通話コストも25%削減可能に。
  • 全通話録音がデフォルトで利用できるクラウドCTIのブルービーンを利用。
  • IVRフロー設計および時間外ガイダンスの設定(音声はテキストを頂き弊社で作成)

自動音声穏当(IVR)の設定内容

電話をかけたお客様に、以下の自動音声が流れるように設定しました:

「お電話ありがとうございます。〇〇内装でございます。
音声ガイダンスに従い、番号を押してください。

お見積もり・ご相談の方は1番を
施工中の現場についてのお問合せは2番を
ご請求・経理関連のお問い合わせは3番を
その他のお問い合わせにつきましては4番を押してください。

自動音声応答(IVR)のフロー概要

  • 1番を押したお客様 → 営業担当の携帯に内線転送 → 10秒呼び出しても出ない場合、会社の受付電話番号に内線転送
  • 2番を押したお客様 → 現場のリーダーの携帯に内線転送 → 10秒呼び出しても出ない場合、会社の受付番号に内線転送
  • 3番・4番 → 会社の受付電話番号に内線転送 → 15秒呼び出しても出ない場合、「電話が込み合っていますまたおかけ直しください」のアナウンスが流れて通話を切る
※無操作15秒で自動切断。

導入後の効果

導入後、電話の取りこぼしが少なくなり、新規案件の機会損失が少なくなった。
全通話録音のためお客様との会話内容や従業員の対応を聞き返すことができ品質改善が向上した。
携帯からの着信通話料金が安くなったため、通話料金が削減できた。

導入にかかったコスト

初期費用

項目単価個数金額
回線開通費用3,000円13,000円
050番号初期費用(0120の紐付け番号)100円1100円
チャンネル初期費用1,200円44,800円
CTI初期費用5,000円420,000円
合計27,900円

その他設定費

項目単価個数金額
機械音声作成基本料金3,000円13,000円
機械音声作成費(1文章)1,000円55,000円
IVRフロー作成設定費1,500円69,000円
合計17,000円

月額利用料金

項目単価個数金額
回線利用基本料金3,000円13,000円
050番号利用料金(0120の紐付け番号)100円1100円
チャンネル利用料金1,200円44,800円
CTI利用料金5,000円420,000円
合計27,900円
※ご利用になられた分の通話料金が月額料金に加算されます。
※0120番号の利用料金はNTTコミュニケーションズへお支払いいただきます。