Wi-Fi環境下でスマホIP電話アプリの通話が途切れる場合。

SIPアプリを使った03スマホの通話が途切れる原因
Acrobits SoftphoneなどのSIPアプリを利用した03スマホ、0120スマホをご利用されているお客様はネコールでも多いですが、Wi-Fi環境下で、通話が途切れたりノイズが走ったりする現象が報告されています。
原因としては、電話回線の問題やアプリの問題、通信環境の問題など様々考えられますが、多くの場合は通信環境の問題となります。
弊社は推奨通信環境として「キャリアSIMの4G接続」を推奨しています。では、なぜWi-Fiを推奨していないのか。この理由をWi-Fiの電波と携帯SIMの電波の特徴を比べながら書いていきたいと思います。
Wi-Fiは通信速度は速いが電波は弱い
Wi-Fiの電波の特徴
電波強度:弱い
通信速度:速い

携帯SIMの電波の特徴
電波強度:強い
通信速度:Wi-Fiに比べて遅い

通信速度が速いならWi-Fiの方が良いのでは?と思うかもしれませんが、SIP電話で通話する時に弊社が推奨する通信帯域は200kbpsと少ないため、それほど通信速度が必要ではなく、携帯SIMで十分と言えます。
Wi-Fiの電波強度と通信速度について
弊社内のWi-Fi環境下で、電波強度の強いところと弱いところでの通信速度を計測してみました。

電波強度の計測に利用したアプリ:Wi-Fiミレル
通信速度の計測に利用したアプリ:Wi-Fi SweetSpots

電波強度が強いところでの計測。

電波強度:81/100
通信速度:約30Mbps


電波強度が81/100のところでの通信速度は約30Mbps。
平均して速い通信速度が出ており、この環境下であれば音声が途切れることがありません。

電波強度が弱いところでの計測。

電波強度:18/100

通信速度:約0.1~0.2Mbps



電波強度が18/100と弱い場所での計測の場合、通信速度はわずか0.1Mbps~0.2Mbpsしか出ていませんでした。
SIP電話の通信で推奨される通信速度は200kbpsです。
1Mbps=1000Kbpsですので、0.1Mbps=100Kbpsとなり、推奨通信速度である200Kbpsに達していません。
このような環境では通話は途切れてしまいます。

Wi-Fiの通信速度は電波強度によって大きく変化するため、電波強度が強い特定の場所なら安定するが、電波強度の弱い場所に移動してしまうとたちまち通話品質が低下する恐れがある。ということがわかります。
推奨はキャリアSIMの4G接続。Wi-Fiなら電波強度の強い環境での利用を推奨。
Wi-Fiは通信制限などの心配がなく利用できるため、Wi-Fi環境下であればできるだけWi-Fiにつないでおきたいものです。
しかし、業務用のSIP電話としてスマホを利用する場合は、Wi-Fiに接続せずにキャリアSIMの4G接続で利用することを推奨しています。
キャリアSIMのデータ通信は、速度はWi-Fiほど速くはありませんが電波強度が強いため、常に安定した通信を行うことができます。
Wi-Fi環境下でご利用になる場合は、お客様宅内の電波強度などを調べて安定した通信環境を整備した上でご利用頂くことをお勧めします。