クラウドPBX比較｜クラコールとワイドフォン、どちらを選ぶべき？
クラウドPBX比較｜クラコールとワイドフォン、どちらを選ぶべき？
クラウドPBXを検討する際、「クラコールPBX」と「ワイドフォンPBX（×ネコール回線）」のどちらを使えばお得なのか、迷う企業も多いのではないでしょうか。
今回は、携帯電話への通話が多い企業にとって、どこまでがクラコールで良くて、どこからワイドフォンに切り替えるべきかを実際の金額比較をもとに解説します。
結論：携帯への通話料金が月1万円以上ならワイドフォンがお得
クラコールPBXは電話回線とPBXが一体型のため、ネコールの格安回線が使えず、携帯電話への発信は16円/分と割高です。
一方、ワイドフォンはネコール回線と組み合わせて構築できるため、携帯宛の通話が8円/分と半額になります。
ユーザー数や番号数などでも変わりますが、おおよそ月の通話料金が1万円以上であれば、ネコール回線×ワイドフォンの組み合わせの方が総合的に安くなります。
固定費の比較（1番号・5ユーザー・3ch構成の場合）
「クラコールPBX」と「ネコール回線×ワイドフォン」の比較
| 項目 | クラコールPBX | ネコール回線×ワイドフォン |
|---|---|---|
| 初期費用 |
0円 |
9,200円
|
| 月額費用 |
5,000円/月
|
9,200円/月
|
初期費用と月額費用の基本料金だけを見ると、クラコールの方が初期費用もかからないですし月額費も安く、ワイドフォンの方が費用がかかります。
では通話料金を加味して比較してみましょう
16円/1分の通話単価で携帯電話への通話料金が月1万円の場合
- クラコール：通話単価 16円/分 → 10,000円
- ネコール×ワイドフォン：通話単価 8円/分 → 5,000円
月額支払い合計
| クラコールPBX | ネコール回線×ワイドフォン |
|---|---|
15,000円/月
|
14,200円/月
|
このように、携帯への通話が10,000円を超える企業にとっては、固定費の差を差し引いてもワイドフォンの方が安くなります。
携帯通話が月10万円の場合はさらにお得に
| クラコールPBX | ネコール回線×ワイドフォン |
|---|---|
105,000円/月
|
59,200円/月
|
携帯電話への通話料金が月100,000円を超えるような企業の場合、ネコール回線を利用するメリットが高くなります。
クラウドPBXを決める時、ついつい初期費用0円や月額料金の安いところを選びがちですが、通話料金を含めた月額コストを考慮して決定する必要があります。
用途別のおすすめ
- 携帯電話への発信が多い会社：ネコール回線×ワイドフォンがおすすめ
- 固定電話が主な発信先／電話量が少ない会社：クラコールPBXがコスパ良し
- IVRや全通話録音などPBX機能をしっかり使いたい：ワイドフォンがおすすめ
通話先やボリュームによってコストは大きく変わります。 ぜひ自社の利用状況に合わせて、最適なPBXを選んでみてください。
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