ビジネスホンとクラウドPBXの料金を徹底比較。結局どっちがお得なの?
ビジネスホンとクラウドPBXを7年間利用した時の費用を比較しました。
電話を新設したり、既存のビジネスホンを新しいものに交換したりする際に、検討されるのが「クラウドPBXへの乗り換え」です。
クラウドPBXは、スマホで利用できる、初期費用が安いなどのメリットが魅力的ですが、月額利用料金がかかることがネックとなり、長期間での利用の場合は結果的にビジネスホンの方が安いようにも思えます。
実際のところ、ビジネスホンとクラウドPBXではどのくらい費用が変わるのでしょうか?
今回は一般的なビジネスホンと、クラウドPBXサービス(クラコール)を7年間利用した場合の費用を比較してみましたので、検討材料としてお使い下さい。
結論:ビジネスホンとクラウドPBXを7年間の利用で比較した時、クラウドPBXを利用した方が66万円(50%)安い
ビジネスホンのリース期間が7年ですので、ビジネスホン(買い取り)とクラコールも、7年間利用した場合の料金として計算しました。
より正確な費用算出のために、電話回線の利用料金も含めた計算となります。
項目 | 初期費用 | 月額費用 | 7年間の費用合計 |
---|---|---|---|
ビジネスホン(買い取り) | 419,800円 | 9,600円/月 | 1,226,200円/7年 |
ビジネスホン(リース) | 19,800円 | 15,600円/月 | 1,330,200円/7年 |
クラウドPBX(クラコール) | 0円 | 7,940円/月 | 666,960円/7年 |
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以下、料金内訳をみていきましょう。
料金は他社HPに掲載されているものを参考にして計算しております。特約などで料金が変わることもございますのでご了承下さい。
電話機8台で利用する場合の初期費用比較
項目 | 電話回線初期費用 | 電話機初期費用 | 初期費用合計 |
---|---|---|---|
ビジネスホン(買い取り) | 19,800円 | 400,000円 | 419,800円 |
ビジネスホン(リース) | 19,800円 | 0円 | 19,800 |
クラウドPBX(クラコール) | 0円 | 0円 ※2 | 0円 |
電話回線の初期設定費用はNTTひかり電話オフィスエースの料金表を参考にしています。お客様の環境によって料金が変わることがございますので予めご了承下さい。
※2
ビジネスホンのは電話機がセットでついてきますが、クラコールは電話機がセットになっていないため必要な場合は別途購入する必要があります。 仮にSIP対応固定電話機のGrandstream GXP1625を8台購入した場合は8,800円×8台=70,400円(税込)がかかります。既存スマホで無料のアプリでの利用や無料のPCソフトフォンを利用する場合は電話機購入費は0円となります。
電話番号×1番号・チャンネル数×8chで利用する場合の月額利用料金比較
項目 | PBX機能 | 電話回線 | 電話番号 | 月額合計 |
---|---|---|---|---|
ビジネスホン(買い取り) | 0円 | 9,500円 ※1 | 100円 | 9,600円/月 |
ビジネスホン(リース) | 6,000円 | 9,500円 ※1 | 100円 | 15,600円/月 |
クラコール | 7,840円 ※2 | 100円 | 7,940円/月 |
ビジネスホンの電話回線料金は、NTTひかり電話オフィスAの料金を参考にしています。8chの利用料金(8,000円)と、8ch対応アダプタのレンタル料金(1,500円)の合計9,500円を月額の電話回線利用料金として計算しています。
クラコールの料金は、PBX機能と電話回線がセットで980円ですので、月額料金は980円×8台=7,840円に電話番号料金100円を加えた7,940円/月となります。
まとめ
一般的なビジネスホン価格と比較すると、初期費用・月額費用共にクラコールの方が安くなる
クラコールが安い一番の理由は、クラウドPBX利用料金の中に電話回線の利用料金も含まれているという点が大きいでしょう。クラウドPBX料金が500円と表記されているサービスもありますが、電話回線の料金が別となるため結果的にビジネスホンと変わらないかそれよりも高くなってしまうこともあります。ビジネスホンやクラウドPBXを選ぶ時は、ビジネスホン本体価格やクラウドPBXの利用料金だけでなく「電話回線の利用料金」を含めた費用で計算しないと、思ったより高くついたということもありますので十分にご注意下さい。
ビジネスホンとクラウドPBXとの機能比較はこちらをご参照下さい。